西欧料理サヴァカ|静岡県のフレンチレストラン

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全国ネットはやはり凄いですね。

「テレ朝NEWS」web版には色々な方からのコメントがあり、ジビエ料理を提供する側としては貴重なご意見を頂く機会となりました。

せっかくなので、コメントに対する私なりの考え方をお伝えしようかと思います。

(引用文もあるので長くなります。興味がある方のみご覧ください。)

> 最初は興味本位で食べてみようという人がいるでしょうけど、継続的に買ってもらうには牛肉や豚肉と競争しなければなりません。

そうすると家畜よりも屠畜や食肉加工の効率が悪く、どうしても高値になるのが難しいところですね。

仮に競争できるような価格で販売できたとしても、野生動物ですから大量に捕まえるといなくなります。

そこでその産業は消えて終わります。

食べて駆除と言葉では簡単ですが、継続するのは難しいと思います。

*その通りですね。基本的にジビエを食肉として流通させて利益を出すことは大変難しいことです。

テーブルミートとして一般的な牛や豚と同等の価格で提供するには、大量の捕獲は大前提です。

野生のジビエはそもそもその時点で困難が伴います。また1番量が見込める鹿であっても、捕獲される頭数のうち何割が食肉として利用可能かと言えば、せいぜい1割程度と言われています。

ですから有効利活用させることは素晴らしいことなのですが、事業として成立させるためには高単価を前提とせねばならず、一般を対象とするには不向きな商品であると考えます。

多くの飲食店で使用されないのは価格面の部分が大きく、何らかの補助があれば手に取ることもあるでしょう。

現在農業被害への対策として駆除のために多額の税金を投入されていますが、マイナスがゼロに近づくだけでプラスになることはありません。

でも農水省の管轄はここまでですから致し方ありません。

しかしこれからは貴重な地域の資源でもある野生鳥獣に付加価値を付け、投入された我々の税金を還元させる循環型システムを構築しなければならないでしょう。

最終的な消費者まで届ける一貫した流通まで考慮した、有効的な税の使い道を改めて考えるべき時が来たのではないでしょうか?

美味しいジビエが無駄に廃棄されていくのは悲しいことでもありますが、税金を捨てているのも同然なのです。

磐田市が先駆的にジビエの産官学協議会を発足させた事はとても素晴らしいことだと思います。

市町村における大きな問題である省庁間の狭間に該当するのがまさにこのジビエであり、若く突破力のある市長の今後に期待しています。